肩コリや、体のコリで辛い思いをしている方におすすめなのが筋弛緩法です。一時的に筋肉を弛める方法ですが、一瞬で体が軽くなる感覚を感じることができます。
これを初めて試した時は、体がリラックスした状態になり、脱力感がとても気持ち良かったんです!
瞑想とかヒーリングミュージックを聴いてもここまで脱力する事はできないので、脱力を知りたいという方もおすすめです。
筋弛緩法とは?
神経生理学を研究していたEジェイコブソン博士が1908年に創始した方法です。体の筋肉を緊張させた状態にして、そこから一気にストンと体をゆるませます。
意図的に緊張させた状態から、筋肉の力を抜いて脱力させることでリラックスした状態を体にしみこませます。
繰り返し行うことで、自分の緊張状態に気付けるようになり、緊張している時は体をゆるめようという意識に変わっていきます。
いつやるのが効果的?
夜寝る前に1日の終わりの体のリカバリーとして行うのがいいでしょう。リラックスした状態になることで、安眠効果も期待できます。
筋弛緩法のやり方
基本の全身のリラックス方法と、食いしばりがある方にぜひやってほしい、顎と舌と唇の弛緩法も説明します。
やり方は色々ありますが、私がやってみて効果があると思った方法をご紹介します。
全身 基本編
- 椅子かベッドに腰掛けて呼吸を整えてリラックスしましょう。
- つま先から順番に力を入れていきます。つま先、ふくらはぎ、太もも、お尻、腰、胸、手のひらをぐーにして腕、肩、首、顔に力を入れた状態で5秒キープします。
- 5秒キープしたら一気に全身の力をストンと抜きます。
- 普通の状態に戻るまで15秒脱力を感じてください。
顎まわり 食いしばりに効果が高いです!
・顎の弛緩
- 上下の歯を噛み締めて10秒キープ
- 10秒キープできたら、上下の歯を離して顎の脱力を感じます。
・舌の弛緩
- 舌先を上顎につけて強く押し当てます。これも10秒間キープします。
- 10秒キープしたら、舌を脱力させます。
・唇の弛緩
- 上下の唇を押し付け合います。このまま10秒キープ。
- 10秒キープしたら、唇を脱力させます。
生きる事に無駄な緊張は必要ありません。まずは心も体も緊張している事に気付くだけでも、一歩前進です。