むしゃくしゃした時に、大声で歌いたくなることってないですか?
ひとつのストレス発散方法にもなっているかもしれませんが、準備運動もせずに歌うことはやめておきましょう。
ストレスを受けている時の筋肉ってギュッと縮こまっています。
不安は呼吸なき興奮とも言われていて、呼吸が浅いと酸素が足りなくなり、同じく筋肉が固まります。
つまり、喉のまわりの筋肉もカチカチになっていて、柔軟性がない状態になっています。
発声に準備運動は必要
歌うことは運動のひとつです。もう少し詳しく言うと、声帯と喉のまわりの筋肉、外喉頭筋の運動です。
体育の授業ではケガをしないように準備運動しますよね?それと同じで、歌うことへの備えをしなくてはいけないのです。
一時的な弛緩と継続的な柔軟性
喉の柔軟性を他で例えるなら、柔軟体操と同じだなと思っています。
例えば開脚とかは、普段開脚してないひとは最初から180度も開くことはできません。
ですが、1回目でも少し筋肉が伸びるような成長があると思います。
それを毎日続ける事で少しずつ変化していき180度開脚ができるようになるのです。
喉の筋肉も筋弛緩法などで筋肉をゆるませる事ができ、一時の柔軟性は確保できます。
ただそれはあくまで一時的の柔軟運動であって、継続して柔軟性を保つには正しい発声練習をコツコツ続ける事が大切なのです。
発声練習はただ声が出しやすくなるという視点ではなく、筋肉の可動域は少しずつ広がるから声の幅が広がると考えましょう。
歌をうたうときはいつでも、喉の柔軟性を確保して無理せずに歌いましょう。