自分の声質と歌いたい曲が一致していればいいですが、そうじゃない時もありますよね?
声質に合っていない曲を歌って、喉を痛めてしまう場合もあるので気をつけていただきたいです。
特に気をつけてもらいたいパターンがあります。例えば女性で華奢な人で低身長の方。
こういう人は小さい頃から高い声が出やすいです。声帯の厚みも薄い傾向で、長さもそれほどないので声帯を簡単にコントロールできるのです。
首も細いし喉頭は少し小さめなので、バラードよりはアップテンポな曲が合っています。アイドル系の曲とかもいいですね。
華奢なタイプが合わない曲とは
このタイプが合わない曲は、太い声や、シャウト系の曲ですね。
低音域をよく使うjazzや、Adoさんの曲はすぐには出せないので注意しましょう。
太い声は喉を下げて声門を開大して出しますが、華奢なタイプはこれがすぐにできません。だから過度に練習しすぎてしまうんですね。
それにより声のバランスを崩して得意だった高音もでなくなる可能性があります。
ボイストレーニングで色んな声を出せるようになってからトライすることが大切なので、順番を間違えないようにしてくださいね。
つぎにシャウトに近い感じの声ですが、これは仮声帯をうまく使って出している声です。
仮声帯とは?
仮声帯とは声帯の上にあり、息の圧に弱い声帯の代わりに仮声帯が圧を受けてくれるのです。
実は仮声帯についてはあまり良く分かっていない事が多いです。
ハードなテクニックなので、喉をバランスよく使えるようになってからじゃないとレッスンはできないです。
間違えると空気の圧に弱い声帯を痛めてしまうので、一人で練習するのは控えましょう。
自分の声を好きになってほしい
この華奢なタイプの方は自分の声を嫌いだという方が多い傾向にあります。
そんな風に思っている方でも、声をトレーニングすると響きが増え声に奥行きが生まれます。
声質が変わったなと自分で気づいた瞬間にきっと、悪くないな、自分の声好きだなと思うはずです。
ボイストレーニングで響きが変わった声は、普段の話し声の質もレベルが上がります。
声が良いと意識も変わって気分も明るくなるでしょう。
声が変わって、その方も生まれ変わるそんなレッスンを目標にしています。