
声の印象がキツイと言われたり、声をスムーズに出せない人、頑張らないと高音が出せない人は声に力みがあります。
もちろん今のままでも問題なく過ごせますが、印象を良くしたかったりミックスボイスを出せるようになりたい人は改善しなければいけません。
なぜ声の力みが発生するのか
話し声でも歌声でもリラックスした声が理想でしょう。
無理な発声や偏った声の使い方によって力みが生まれてしまいます。
一度力みが発生するとほとんどの人がそのままの状態です。力みがある声も自分の声として定着してしまうのです。
でもそれでいいのですか?
変えたいという気持ちがある方は、息のトレーニングをやってみてください。
息のトレーニングとは?
たくさん息を吐く練習ではありません。
短く息を吸って自然に息を5秒吐く。これを繰り返します。
自然な息のサイクルだけに集中します。
息を吸う時に喉の広がりを感じて受動的な呼吸ができるようになります。
そして息に声を混ぜて力みがない発声をできるようにしていきます。
喉のコンディションが分かる
トレーニングを毎日続けると、喉のコンディションが把握できるようになります。
ステップ2の息に声を混ぜる方法では、混ざる瞬間に境ができてしまったり、ひっかかってしまう場合は、まだ力みがある証拠です。
ステップ1の息を吐く時の微妙な閉鎖感でも同じように分かるようになります。
一旦力みがなくなった声になっても、やらない期間があると、また力みは元に戻ってしまいます。毎日続けて力みのない状態をキープします。
息のトレーニングのやり方
トレーニングは2段階にわけてやっていきます。
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1あくびのフォームで息を吐く
くちは、ホの形で力まないように息を吐いていきます。
短く息を吸って息を吐いて1.2.3.4.5…息を吸って1..2.3.4.5…を1分間繰り返します。
※息を短く吸った時に喉の奥の広がりを感じましょう。
息は吸いすぎないように2秒だけ吸います。
吐く息のイメージはかじかんだ手を温めるかんじです。でも息の強さは必要ないです。力まないで息を吐きます。
step
2あくびのフォームで裏声を出す
ステップ1で吐いている息に声を混ぜていきます。言葉は「Ha〜」でやります。これも1分間繰り返しましょう。
息と声がスムーズに声がでるようになるまで何度もやります。毎日繰り返しやって2週間くらいでできるようになってきます。
息だけ、息+声ができるようになると、柔らかい声が自分でコントロールして出せるようになります。
力みがある時は一度弛緩方を試してみましょう。