声が出なくなる原因の中で、生活習慣に関するものを3つあげています。
すぐには改善が難しいのが生活習慣です。あなたはいくつ該当しますか?
1.タバコを吸っている
声に悪いだろうなと言うのは何となくわかっていたかと思いますが、やっぱり声に良くないです。
やめるのは大変と聞きますが、声を大事にしたいのであれば止めましょう。
タバコの煙は粘膜を攻撃したり、水分を奪い乾燥させてしまいます。粘膜に充分な潤いがないと良い声に届きません。
タバコを吸っている歌手もいるじゃんと思うかもしれませんが、そういう人は元々粘膜の潤い度が高いのだと思います。
粘膜の潤いは人それぞれです。そして声が出なくてタバコを吸っている人は、潤いは高くない可能性が高いです。
2.歯ぎしりや食いしばりをしている
顎が硬くなって口が開かなくなる事も良くないですが、肩こりや首こり頭痛の原因でもあるので注意したいです。
難しいのが、どちらも無意識でやってしまうということ。ストレス発散で知らず知らずのうちにやってしまいます。
歯の噛み合わせが悪いことが原因で歯ぎしり、食いしばりをする事もあります。そういった場合は歯医者で噛み合わせの相談をしてみて下さい。
それ以外の原因のストレスによる発散という意味では、ストレスを軽減できるようにしていく必要があります。
一時的にでも弛めると楽になるので、筋弛緩法などで時間を見つけたらゆるめるようにしましょう。
3.姿勢が悪い
肩こりや自律神経の乱れは姿勢の悪さからもきています。喉のまわりの筋肉はいつも柔軟性がある状態が好ましいです。
肩こりでよく緊張してしまう僧帽筋はとても大きな筋肉です。
声に良くない理由としては、内側にある発声関与筋の可動域を狭くしてしまい、喉が苦しく感じる事にも繋がります。もちろん響きも悪くなります。
肩こりがある状態は血行不良が起きているので、同じように発声関与筋も動きが鈍くなるでしょう。
今日あげたこの3つは、長年の習慣から積み重なって出来上がったものだと思うので、そんな簡単には改善できないと思います。
ですが、今日から改善に向けて行動をすれば必ず声の変化が見られるようになります。何もしなければ今の悩みがずっと続きます。
あなたはどちらがいいですか?