よく聞かれる質問です。人によって違うというのが回答ですが、一時的な変化と、変化を持続させるのでは答えは変わってきます。
一時的な変化は、喉に柔軟性がない人の筋肉を一時的に緩めることで、その場で声の変化がわかります。
ただ、この持続時間も人によっては15分ほどで戻ってしまう人もいます。そういう方は、ストレスを感じやすく、姿勢が悪く、呼吸が浅い傾向にありますね。
声の変化を持続させる場合だと、喉の力みをとるのに1か月、裏声と地声の強化に4ヶ月くらいは最低かかります。これもその人の喉の柔軟性によって変わってきます。
結構時間がかかるなと思うかもしれません。ですがどのスポーツも同じですよね。発声だけが特別で簡単に上手くなると思われたら困ります。
ただ声帯は小さな筋肉なので、まだ鍛えやすい方ですよ。一時的に喉の筋肉を緩める方法を使いながら効率的に鍛えていくことで、無理なく練習できるようになります。
毎日コツコツ、喉の筋肉を緩めて、状態に合わせて発声練習を組み合わせていく。教えるのはわたしの仕事ですが、実際に続けるのはあなたです。
結果が出せるひとは真面目に取り組める人が多いです。たくさんの生徒さんを見てきたので、ちゃんと取り組める人、そうではない人はすぐに分かります。
生活の中に取り入れて習慣化することができるといいですね。身体の習慣は毎日3ヶ月続けることで習慣になるといいます。習慣化できてる頃にはきっと声の変化が出ています。