声の質や響きをつくっているのは、共鳴腔です。共鳴腔は喉の中のコンサートホールみたいなもので、広い場所だとよく響きますが、狭い場所だと響きがいまいちになります。
共鳴腔を狭くしてしまう原因は、姿勢や舌の位置と喉を吊る筋肉【喉頭の懸垂機構】にあります。
まず、姿勢が悪いと喉を押しつぶしてしまいます。頭が前に出て姿勢が悪くなっていないでしょうか。
正しい姿勢は、頭を今の位置より上におくことを意識しましょう。そうすることで、背筋も伸びます。
これだけ意識しても声は変わりますが、より良い声にしたい場合は共鳴腔が使えるようにボイストレーニングをしてみましょう。
いまの喉の状態は力みがある状態です。これを力みがない状態にしていきます。
力みがない喉をつくるには?
ステップ1 あくびのフォームで息を吐く
口はホの形で力まないように息を吐きます。息は吸いすぎないように2秒息を吸って息を吐きます。吐く息のイメージはかじかんだ手を温めるかんじです。
これを一分間繰り返します。
ステップ2 あくびのフォームで裏声を出す
吐いている息に声を乗せていきます。息と声がスムーズに移行できるようになるまで、何度もやります。少しでも力みがあると地声要素が混ざってしまうので注意しましょう。言葉は「ハ〜」でやります。これも一分間繰り返します。
これができるようになってから、発声をしていきます。毎日やって2週間くらいでできるようになります。
さらに声質を改善したい方はレッスンに来てくださいね。